介護職の転職に有利な資格
介護職は無資格でも働けますが、やはり資格を持っていた方が転職には有利になります。
また、現在資格を取得して働いている人も、新たに資格を取得していると転職が有利になります。
介護職の資格はどういったものがあるのでしょうか。介護職関連の資格の中からおすすめの資格をご紹介していきます。
介護福祉実務者研修
介護初任者研修という資格が介護の入門資格であれば、介護福祉実務者研修は中級車向けの資格です。
これから介護をしようと考えている人は、初任者研修よりもこちらをおすすめします。
この資格は初任者研修の上級資格ですし、実務者研修があれば初任者研修は必要ありません。
また、介護福祉士を取得するためには、実務者研修を終わらせておかないといけない決まりがありますので、どちらにせよ取得しておかなければなりません。
授業時間は実技も合わせて450時間、6か月ほどかかりますので働きながら取得する人が多いようです。
介護福祉士
介護職の一番上級の国家資格です。
この資格を取得していれば恐らく転職先には困らないでしょう。施設側としても介護福祉士の職員を一定数置いておけば加算が発生しますので、採用されやすいです。
これは施設に限らず在宅サービス、訪問介護やデイサービスでも同じことが言えます。
法律の改正の度に取得する要件が難しくなってきていますので、早めに取得するようにしましょう。
自動車免許
介護職をする上で見落としがちなのが自動車免許です。
持っていない人は是非取得しておきましょう。在宅サービスでは特に必要です。
訪問介護などは原付や自転車で移動している人も多いですが、利用者を車に乗せることもありますし、デイサービスなどでは利用者宅まで迎えにいく必要がありますので必ず必要になってきます。
もし、今後も施設で働こうと考えている人でも、相談員などにステップアップした際は自動車免許がないと非常に不便です。
利用者を迎えに行ったり、受診に付き添ったりなどで何かと車を運転する機会が多くなりますので早めに取得しておきましょう。就職の幅が広がります。
介護予防運動指導員
近年は介護予防という言葉が流行っているように、主に要支援者を対象として要介護にならないような取組みが行われています。
特に在宅サービスであるデイサービスではそのような動きが盛んであり、リハビリ特化型のデイサービスが増えてきています。
この資格を取得していると、リハビリ型のデイサービスに転職しやすいです。また、介護予防教室を開催したりなどの地域の取り組みにも参加することができます。
どんなことを学べるかと言いますと、認知症予防、低栄養予防、評価学、行動科学など予防に関することを学ぶことができます。
無資格では取得することができず、最低でも初任者研修が必要になりますので注意しましょう。
この他に、介護予防指導士、健康運動指導員などの類似資格がありますが、自分の学びたいことに合わせて取得することをおすすめします。
社会福祉主事
社会福祉主事は介護に就いている人は誰でも取得できる資格です。(20歳以上)
1年間の通信教育で働きながら取得することができます。
この資格をおすすめしたい点としては社会福祉主事を取得していると相談員候補として就職できるという点です。
介護福祉士では相談員になることはできません(条例で決められていることが多い)、将来的に相談員という仕事をしたい人はもちろんですが、雇う側としても相談員候補で採用しておこうなどと採用の幅も広がって就職がしやすいです。
介護関連の資格は様々なものがありますし、最近は増加傾向にあります。
看護師がそうであったように、介護職の資格も徐々に細分化されて専門性の高い資格ができてくる傾向にあります。
例えば寝たきり専門、食事専門、排泄専門など、現在は認知症専門の資格ができてきているようにどんどん細分化された資格が出てきますので、早めに取得しておきましょう。
資格は一定の知識を持っている証拠になりますので、取得していればきっと転職の役に立ちます。
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