40代で介護職へ転職する場合の面接のポイントを解説
40代となると、それなりの人生経験も得ており、もしかしたら面接官として面接に立ち会ったこともあるかもしれません。
また、新入社員の教育や、介護実習生の教育など様々な知識を得ており、自分の面接においても有利な点もあります。
しかし、今までの知識があるからこそ、それが邪魔をしてしまい、面接で失敗してしまう事も少なくありません。
40代の介護職への転職における面接のポイントについて、ご紹介いたします。
今までの実績ばかりをアピールしすぎない
面接では、自己アピールをいかにするかという事が重要となりますが、40代の介護士の場合、自分を過大評価してしまうことが多くなりがちとなります。
また、過大評価していること自体を、本人が気づいていないこともあるため、面接を受ける前にどのようなことを伝えようと思っているのか、一度紙面化してみることが重要です。
自己アピールをすることが大切なことではありますが、過大評価をするのではなく自身がしてきた経歴を、いかに聞きやすく表現し相手に伝えるかという事が重要となります。
例えば、「研究を毎年先頭となって行い、介護主任で頑張っていました」という答えよりも、「共同研究を行い、他の職員とともに利用者のために一つとなり取り組んできました」や、「主任という大役を頂き、他の職員が辛い時や苦しいときなどの相談役として、活躍してきました」などと、
他の介護職員との連携してきた姿などを面接官に伝えることで、人と人とのコミュニケーションがいかにできてきたのかという事を伝えることができます。
その結果として、介護施設の利用者とのコミュニケーションも図れるスタッフとして、認めてもらいやすくなります。
身体能力について、正直に答える
40代となると、昔とは違い持病を抱えている人も少なくありません。しかし、雇ってもらいたいという一心で、健康に問題がありませんと言ってしまう人が多く、いざ仕事についてから、体調不良を訴える人も少なくありません。
これは、働く人の義務としても自身の健康状態は正直に的確に応える必要があり、嘘はつかないことが重要となります。
例えば、腰痛を持っているのであれば「腰痛を持っているため、定期的に病院へ受診していますが、病院では介護職を継続することに問題はないと言われています」という事等、主治医の意見も一緒に伝えていくことが重要です。
そうすることで、万が一勤務中に腰痛に悩まされてしまったとしても、持病からきている物であるという事を認識されやすく、トランス等の際に助けを求めやすくなります。その結果として、自分自身が働きやすい環境をも、手に入れることができます。
謙虚な対応をとることの重要性
前職で役職がついていたとしても、転職先の介護施設では新入職員だという事を、常に忘れてはいけないことになります。
これは、面接でも同様で、面接官がもしかしたら自分よりも年下、または同じくらいの年代の人かもしれませんが、自身が新入職員であるという事をきちんと理解し、謙虚な態度をとることが重要となります。
今までは、指導してきた立場だとしても、これからが指導される立場であるという事は、もしかしたら屈辱に感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、転職先にとってはあくまでも下っ端であるという事を理解し、面接においてもこれから先その転職先で行いたいことを、謙虚に伝えていくことが重要です。
謙虚と言われても、いまいちピンとこないこともあるかもしれませんが、例えば「転職したら、今までの知識を与えていきたい」と言うのではなく、「今までの知識をできる限り活用し、皆さんとともに働き利用者にとってより良い介護をしていきたいと思います」などと、伝えることが重要なポイントとなります。
40代の転職は、キャリアがあるからこそ難しいこともあり、さらに自身の経験を生かしていきたいからこそ、面接でうまくいかないことも少なくありません。
そのため、面接においては、謙虚に対応し自身のことを正確に伝達できることが重要なポイントとなります。
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